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プライバシーを重視すると往々として使いやすさが失われることが多いです。
そのため、これから紹介するサービスでは「使いやすさ」も評価軸に入れています。
DuckDuckGo
何からの個人情報の保護を想定するかにもよりますが、検索エンジンの場合GoogleやMicrosoftのような超巨大テック企業による情報搾取から逃れられれば良い方が多いのでしょうか。
実際、検索エンジンは膨大なデータがないと適切な検索結果を表示することができません。
プライバシーをうたうサービスの多くは背後にBingなどを利用している場合が多いです。
検索自体は匿名化される場合が多いですが、完全なプライバシーを実現するのであれば検索エンジンの利用そのものを制限する必要があります
つまり、結局はトレードオフの中どこに妥協点を見つけるかということになります。
プライバシーをうたうサービスであればほとんどの場合ユーザーに対して適切な折衷案を提示していますので基本的に気にする必要はありませんが、背景知識としてこれらの前提を知っておくと良いでしょう。
類似サービスにStartpageがありますが、現時点ではUSサーバーとEUサーバーしかないため、日本からのアクセスにはレイテンシーがネックになります。
ユニークな機能にBANコマンドあります。
Signal
エンドツーエンドの暗号化を提供する使いやすいメッセージングアプリです。
広告がなく、優れたUIをもつメッセージングアプリです。
LINEの代替に当たります。
LINEのように、使っていると動作が重くなることもなければ、企業がデータを取得することが出来ませんので流出の心配さえありません。
InstagramなどのDMのように使えるので、ユーザビリティは非常に高いです。
Proton Mail
知人同士の連絡にSignalを使うのは最高の選択肢ですが、ビジネスの連絡や多くの場合はメールによる連絡をすることが多いのではないでしょうか。
メールにおける暗号化は残念ながら普及しておりません。
G-MailやApple、Yahooなどフリーメールを提供しており且つシェアの多い企業は広告産業による収入を基盤にしており、そのために我々の個人情報を取る事に目がありません。
メールにおけるプライバシーを重視しているサービスは以下のようなものがあります。
こうしたサービスでは広告を収入にしないことを大前提にしていますので、多くのサービスでは有料プランしか存在していません。
Tutanotaのような独自暗号化は非常に強力ですが、相手もTutanotaを使わなけば意味がなく、パスワードを設定していては問題はどのようにしてパスワードを伝えるかです。
また相手がGmailにせよYahoo Mailを使っているにせよ、暗号化したメッセージを受信し、読み取れる必要がありますよね。
つまり、普及している暗号化方法を使う必要があります。
これまでのことをまとめると、無料で使うことができ、広く使われている暗号化ツールをサポートしている必要があると分かります。
この条件を満たしているサービスがProton Mailです。
使い勝手はGmailのようで、とても使いやすいです。