11月初旬にLINEがYahoo!JAPANとのプライバシーポリシーを統合した。
広告のパーソナライズを目的としているが、言い方を変えれば個人情報を共有するということだ。
誰に覗かれてもいいような情報しか扱っていないのならまだしも、LINEのようなチャットツールでは非常に個人的な話題に触れることも多い。LINEのチャット情報は暗号化されているとはいえ、今後その他の利用情報がLINEに好き放題されないとも限らない。
そしてYahoo!JAPANとの協力関係ができていることからもわかるように、LINEもまた他のチャットツールのように何でもいりアプリを目指しているようだ。
我々からしたら単にチャットを使いたいだけなのに、決済や時間の無駄であるSNS機能まで入っている。そもそも音楽機能もいらない上に、LINEでニュースを見る必要もない。
一つのアカウントであらゆる機能が使えるというのは一見便利そうだが、囲い込みであるわけで、その裏にはビジネスの匂いがするわけだ。
以前にLINEは情報流出および上層部の不祥事が事件としてあった。
すぐに話題に上らなくなったが、連絡に使う個人的な話題が覗かれていないという安心なしにLINEを使い続けるわけにはいかないと思う。
ということで、アメリカの大統領らが暗号化された安全な通信として利用もされているSignalを利用することにしましょう。
「私が監視なんてされているわけないわ」と思っている人へ
PRISM
とGoogleで検索してみましょう。
国が主体になる監視行為は日本では考えられないですが、普通はあなたのチャットは相手との個人的な会話にしますよね。
世界中に覗かれていいという気前でいるのであれば、あえて安全ではないツールを使ってもいいとは思います。
Signalについて
一言で言えば、超安全な連絡ツールです。
LINEでは暗号化されていると言い張っていますが、結局のところ、データはLINEのサーバーにあるため何らかの理由によって内容が見られてしまう可能性は残ります。
しかし、Signalでは暗号化されていることをただ言い張るのではなく、Signalのソースコードをすべて公開しています。
そして送受信されるデータはSignalのサーバーを経由しますが、あくまで中継するだけでデータを保持しません。
しかもLINEで利用される暗号プロトコルよりも幾段安全性の高い暗号化がメッセージを含むすべてのデータに施されるため、仮に悪意ある中間者によって傍受されたとしても、データは安全に保たれます。
使いやすさ
不思議なことに「LINEが使いやすいんだ!」という方がいます。
最近の若い子は使っていると思いますが、SignalのチャットはUIでみればInstagramのような見た目をしており、ニュースやら音楽やら余計な機能がなくて動作も軽く非常にすっきりしています。
入力中である表示をすることもできます。
広告について
広告は適切な相手に表示することで、価値が大幅に上昇します。
ゲーマーにはゲーミングデバイスを、オシャレ好きにはアパレルを、主婦には日用品を、学生には予備校をといった具合です。
ユーザーデータの取れないSignalでは広告をだす価値はありませんし、Signalは広告がないことを掲げています。
永遠に無料で、Signalは寄付によって成り立っています。
プライバシーポリシー
詳しくは公式のページを確認してほしいですが、法的権力がなければ情報は開示しないし、そもそも余計なデータは保持していないので安全ですよということです。
結語
毎日何時間も話したいような親しい友人が多くいて、どうしてもLINEから離れることができない理由がある方などは即座にSignalに乗り換えましょう。
はっきり言ってデメリットがありません。